平均自立期間とは、日常生活動作が自立している期間のことで、具体的には要介護2以上を不健康と定義して、平均余命から不健康期間を除外したものをそう呼ぶらしい。
その平成30年集計数字が国保中央会から発表された。
それによると、男性の平均自立期間は79.8年、女性は84.0年となっている。平均余命はそれぞれ81.3年と87.3年。平均余命から平均自立期間を引いた不健康期間は、1.5年と3.3年ということになる。
これを長いとみるか、短いとみるのか。
いわゆる健康寿命の定義はいろいろあって、平均自立期間もその一つだ。要支援や要介護は7段階に分かれていて、要介護2は要支援1、要支援2、要介護1の次、ちょうど真ん中の段階にあたる。平均自立期間の場合、要介護1までは「健康状態」とみているわけだ。
何をもって健康状態と呼ぶか。
自分にとって「健康」とはどのような状態を指すのか。
コロナ禍によって、健康についての関心もかつてないほど高まっているように思える。
そういう時期だからこそ、自分自身の「健康」についてじっくりと考えてみようと思う。